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辻クリニックは下肢静脈瘤日帰り治療(レーザー治療、グルー治療)と生活習慣病専門のクリニックです

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.087-867-2662

〒761-0301 香川県高松市林町1501-1

レーザー治療Endovenous Laser Ablation

下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術(EVLA)

辻クリニックでは、最先端の下肢静脈瘤治療を受けていただくために、2007年(平成19年)10月香川県で初めてレーザー治療を開始しました。
開院以来、2024年(令和6年)6月末までに4,716件のレーザー治療を行っております。

レーザー治療について

レーザー治療とは

下肢静脈瘤レーザー治療は、痛んだ静脈内にレーザーファイバーを挿入し、レーザーの熱で静脈を焼灼し、瞬時に閉塞させる「血管内治療」です。焼灼した静脈は線維化という変化が起こり、1〜2年かけて体内に吸収されて消滅します。

従来のストリッピング手術では、脚の付け根や膝裏に皮膚切開を加えなければなりませんでした。しかし、レーザー治療は針を刺してレーザーファイバーを挿入するだけですので、身体に優しい治療と言えます。

資格・認定

下肢静脈瘤レーザー治療が保険診療として行えるのは、下肢静脈瘤の治療用として薬事承認されたレーザー機器を有し、レーザー治療の講習会を受講した医師がいる病院あるいは診療所に限られています。

辻クリニックでは、承認されたレーザー機器を導入し、院長はレーザー治療の実施医・指導医の認定を受け、実施施設の認定も受けております。

実施医認定証 指導医認定証 実施施設認定証

レーザー機器、レーザーファイバー

辻クリニックでは、ELVeSレーザー1470を導入しております。ラディアル2リングファイバーというレーザーファイバーにより、2カ所のリングから全周性にレーザー光が照射され、均等・確実に焼灼できます。

さらに、2018年(平成30年)10月からは、従来のレーザーファイバーよりも細いラディアルスリム2リングファイバーを導入しました。針で穿刺するだけでレーザーファイバーを挿入でき、治療後弾性包帯の煩わしい圧迫から解放されました。歩行困難感、就寝時の圧迫感はなく、夏場の暑い時期にも、より一層苦痛の少ない治療になったと言えます。

ELVeSレーザー1470 レーザーファイバー 治療後
波長1470nmのレーザー光が静脈壁の水分に吸収され熱化します。 スリムファイバー(図下)は径1.27mmと従来のもの(径1.85mm)より細く、低出力での焼灼が可能です。 弾性包帯は巻かずに、この状態で弾性ストッキングを着用して帰宅します。

切らない治療

辻クリニックでは、下肢静脈瘤の「切らない治療」を目指しております。

レーザー治療と同時に行う静脈瘤切除(Stab avulsion) は行わない方針です。Stab avulsionは下腿部に皮膚切開を行い、静脈瘤を引き出して切除する方法です。切開創は小さいといえども必ず傷跡は残り、体質によっては醜く残ることもあります。

ほとんどの場合、術後の経過とともに静脈瘤は退縮し、徐々に目立たなくなっていきます。それでも残存し、気になる場合には硬化療法を行う場合があります。

日帰りレーザー治療の麻酔

辻クリニックでは、静脈麻酔とTLA麻酔(低濃度大量局所麻酔法)の併用麻酔で、できるだけ苦痛のない治療を行っております。全身麻酔や腰椎麻酔は行いません。

TLA麻酔はTumescent Local Anesthesiaの略で、薄くした局所麻酔液を焼灼する静脈の周囲にやや多く注入する局所麻酔法です。止血効果のある血管収縮薬も少量含まれており、鎮痛効果もやや長く続くように工夫されています。

治療後はすぐに歩くことができます。
回復室でしばらく休んでいただき、帰宅します。

TLAポンプ
TLA麻酔は、下肢静脈瘤日帰り治療に必要不可欠な麻酔です。
このポンプを使用することにより、安全、確実に、そして効率よく麻酔液を注入することができます。
穿刺回数も減り、患者さんにとって優しい麻酔になりました。

レーザー治療後の経過

下肢静脈瘤レーザー治療後には、静脈瘤は退縮してほとんど目立たなくなっています。皮膚切開はありません。もしも残った静脈瘤が気になる場合には、硬化療法を追加することもあります。


レーザー治療前 レーザー治療後

レーザー治療前 レーザー治療後

Tsuji Clinic辻クリニック

〒761-0301
香川県高松市林町1501-1
TEL 087-867-2662
FAX 087-867-3232


下肢静脈瘤日帰り治療実績

7,985件

レーザー治療    4,716件
グルー治療       146件
ストリッピング手術 1,722件
硬化療法      1,401件
   (2007年10月〜2024年6月)



(第1回〜第4回)

(第1回〜第8回)